『猫のダヤン』と池田あきこ 原作はどれ?わちふぃーるどとは?
ダヤンってかわいいなあ~!
大人気な猫のキャラクター「ダヤン」。
あなたもおそらくグッズが売っているのを見たことがあるはず。
でも、ダヤンはいつ頃から登場して、だれが生み出したのか、知っていますか?
猫のダヤンは”池田あきこ”さんによって、1983年に誕生しました。
「わちふぃーるど」とは、ダヤンたちのいる架空の世界の名前です。
猫のダヤンについて 種類・性格は
ダヤンたちの世界は「わちふぃーるど」というのですが、
ダヤンはもともと
人間の世界で産まれ、人間に育てられていました。
ある時「わちふぃーるど」への扉を開き、
そこの街「タシル」へ住み、ほかの動物たちと仲良くしていきます。
誕生日:7月7日 11時
二匹の弟とともに産まれました。
種類:?
猫であるのはわかりますが、
種類は明らかにされていません。
日本猫なら「サバトラ白」か「キジトラ白」が似てない?
ちなみに、公式サイトで
「あんたが一番!そっくり猫大賞!」というのを見つけました。
この子はキジトラ白でしょうか。
ダヤンに似てますね!
特に初期の頃は目つきがよくないダヤンですが、
決して冷たい性格ではありません。
猫らしいマイペースさはありつつも、
負けず嫌い・友達思いといった性格の持ち主です。
一般的な、主人公らしい性格と考えていいでしょう。
作家・池田あきことダヤンの誕生
本名:池田晶子
(哲学者の池田晶子さんや
アニメーターの池田晶子さんは別の方です)
池田あきこさんは、
1950年に東京・吉祥寺に生まれました。
短期大学を卒業後、広告代理店に勤めたあと、
革小物のデザインや製作を始めます。
最初から絵を描いていたんじゃないんだね!
1980年代、人形作家として活躍しながら
工場を持ち、革製品の企画製造メーカーとして
「わちふぃーるど」を作りました。
そして自由が丘店のオープンの際に、
シンボルマークとして生まれたのが
猫の「ダヤン」でした。
このキャラクター「ダヤン」はオスの猫ですが、
池田さんが飼っていたメスの猫がモデルとなっています。
池田さんは革人形をライフワークとしようと考えていましたが、
「ダヤン」を誕生させた頃から、イラスト創作という別の道にも進み始めました。
ダヤンは、革からイラスト、本という順に登場したのです。
今もダヤンは革グッズが多いのは気のせいじゃないのか!
ダヤンの世界・わちふぃーるど
ダヤンの誕生の前に、革工房の名前として
名付けられた「わちふぃーるど」でしたが、
この「わちふぃーるど」は、そもそもどういう意味?
わち?
「わちふぃーるど」は、池田さんの造語です!
彼女が高校生の時に描いた、
マンガの主人公である動物の名前
だったそうです。
のちに、創作した世界に「わちふぃーるど」と名付けたのです。
子どもの頃から図書室で本を読むことが好きだった池田さん。
「架空の世界」はとても憧れのあるものだったんですね
すでに池田さんのの頭の中にあった
「わちふぃーるど」の世界を、
「核になるような物語」として書かれたのが
ダヤンの小説シリーズです。
初めに読むのにおすすめは
革製品、イラスト、絵本、小説。
ダヤンの物語はさまざまなもので表現されています。
しかし「この物語が原作!」というのは
特にありません。
でも、どれからチェックすれば
ダヤンの世界をより理解できるか。
おすすめは
小説「猫のダヤン」シリーズです。
ぼくは「ダヤン」はキャラクター自体は小学生くらいから知っていたのですが、
小説があることを知ったのは、中学生の時。
学校の図書室にあって、夢中で読んでいましたね~
そのとき、初めて読んだダヤン小説は、これ。
『猫のダヤン①ダヤン、わちふぃーるどへ』
ぼくは現在、ペガサス文庫版で読んでいますが、
当時はたしかハードカバーのものを読んでいたと思います。
1巻は、ダヤンが人間の世界から
「わちふぃーるど」へ行ってから、
そこの住人との関わったり、最初の試練を
乗り越えるおはなし。
そして2巻以降は、だんだん
本格的なファンタジー展開になっていきます!
動物たちのかわいい話♡
と思いきや……
ちょっと怖い展開もあったり!?
小さい子どもに読み聞かせという感じではなく、
小学校中学年以上がひとりで読むのに適していると思います。
もちろん大人も楽しめます。
というかそもそも「子供向け」と設定して書かれたわけではないのでしょう。
癒される場面もありますけどね。
ダヤンの世界を理解するために1巻は必読ですが、それ以降もぜひ読んで、
「わちふぃーるど」にどっぷりと浸かってください!
ダヤンと池田あきこさんのことをもっと知りたい
今回、主にこれらの情報をまとめて記事を作成しました。
『猫のダヤン35周年 ダヤンと不思議な劇場』
『ダヤン不思議の国へ わちふぃーるど大図鑑』
新しい本ではありませんが、ネット上の情報だけではわからない、ダヤンたちや
池田さんのことを詳しく知ることができます!
まとめ
大人気な「猫のダヤン」。
ダヤンたちは「わちふぃーるど」という
不思議な世界で日常生活を送ったり、冒険したりしています。
「ダヤン」は1983年に「池田あきこ」さんによって生み出されたキャラクター。
すごい!2023年で40年!
池田さんは「革工芸作家」として創作活動をスタートさせました。
現在はダヤンの絵本や小説をかいたりと、作家としても活動しています。
ダヤンは原作というものはないですが、
小説シリーズでダヤンや仲間たちの活躍を知ることができます!
実はぼくは10年くらい前に山梨県にあるダヤンの美術館、
「河口湖木ノ花美術館」に行ったことがあるのですが、すっかり忘れてしまいました……。
この記事を書いていて、また行きたくなりました!