『猫のダヤン』と池田あきこ 原作はどれ?わちふぃーるどとは?

2022年10月15日

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ししやまらい

ダヤンってかわいいなあ~!

大人気な猫のキャラクター「ダヤン」

あなたもおそらくグッズが売っているのを見たことがあるはず。

でも、ダヤンはいつ頃から登場して、だれが生み出したのか、知っていますか?

猫のダヤンは”池田あきこ”さんによって、1983年に誕生しました。

「わちふぃーるど」とは、ダヤンたちのいる架空の世界の名前です。

目次

猫のダヤンについて 種類・性格は

ダヤンたちの世界は「わちふぃーるど」というのですが、

ダヤンはもともと

人間の世界で産まれ、人間に育てられていました

ある時「わちふぃーるど」への扉を開き、

そこの街「タシル」へ住み、ほかの動物たちと仲良くしていきます。

誕生日:7月7日 11時

二匹の弟とともに産まれました。

種類:?

猫であるのはわかりますが、

種類は明らかにされていません。

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ししやまらい

日本猫なら「サバトラ白」か「キジトラ白」が似てない?

ちなみに、公式サイトで

「あんたが一番!そっくり猫大賞!」というのを見つけました。

この子はキジトラ白でしょうか。

ダヤンに似てますね!

特に初期の頃は目つきがよくないダヤンですが、

決して冷たい性格ではありません。

猫らしいマイペースさはありつつも、

負けず嫌い・友達思いといった性格の持ち主です。

一般的な、主人公らしい性格と考えていいでしょう。

作家・池田あきことダヤンの誕生

本名:池田晶子いけだあきこ

(哲学者の池田晶子さんや

アニメーターの池田晶子しょうこさんは別の方です)

池田あきこさんは、

1950年に東京・吉祥寺に生まれました。

短期大学を卒業後、広告代理店に勤めたあと、

革小物のデザインや製作を始めます。

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ししやまらい

最初から絵を描いていたんじゃないんだね!

1980年代、人形作家として活躍しながら

工場を持ち、革製品の企画製造メーカーとして

「わちふぃーるど」を作りました。

そして自由が丘店のオープンの際に、

シンボルマークとして生まれたのが

猫の「ダヤン」でした。

このキャラクター「ダヤン」はオスの猫ですが、

池田さんが飼っていたメスの猫がモデルとなっています。

池田さんは革人形をライフワークとしようと考えていましたが、

「ダヤン」を誕生させた頃から、イラスト創作という別の道にも進み始めました。

ダヤンは、革からイラスト、本という順に登場したのです。

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ししやまらい

今もダヤンは革グッズが多いのは気のせいじゃないのか!

ダヤンの世界・わちふぃーるど

ダヤンの誕生の前に、革工房の名前として

名付けられた「わちふぃーるど」でしたが、

この「わちふぃーるど」は、そもそもどういう意味?

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ししやまらい

わち?

「わちふぃーるど」は、池田さんの造語です!

彼女が高校生の時に描いた、

マンガの主人公である動物の名前

だったそうです。

のちに、創作した世界に「わちふぃーるど」と名付けたのです。

子どもの頃から図書室で本を読むことが好きだった池田さん。

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ししやまらい

「架空の世界」はとても憧れのあるものだったんですね

すでに池田さんのの頭の中にあった

「わちふぃーるど」の世界を、

「核になるような物語」として書かれたのが

ダヤンの小説シリーズです。

初めに読むのにおすすめは

革製品、イラスト、絵本、小説。

ダヤンの物語はさまざまなもので表現されています。

しかし「この物語が原作!」というのは

特にありません。

でも、どれからチェックすれば

ダヤンの世界をより理解できるか。

おすすめは

小説「猫のダヤン」シリーズです。

ぼくは「ダヤン」はキャラクター自体は小学生くらいから知っていたのですが、

小説があることを知ったのは、中学生の時。

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ししやまらい

学校の図書室にあって、夢中で読んでいましたね~

そのとき、初めて読んだダヤン小説は、これ。

『猫のダヤン①ダヤン、わちふぃーるどへ』

ぼくは現在、ペガサス文庫版で読んでいますが、

当時はたしかハードカバーのものを読んでいたと思います。

1巻は、ダヤンが人間の世界から

「わちふぃーるど」へ行ってから、

そこの住人との関わったり、最初の試練を

乗り越えるおはなし。

そして2巻以降は、だんだん

本格的なファンタジー展開になっていきます!

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ししやまらい

動物たちのかわいい話♡
と思いきや……

ちょっと怖い展開もあったり!?

小さい子どもに読み聞かせという感じではなく、

小学校中学年以上がひとりで読むのに適していると思います。

もちろん大人も楽しめます。

というかそもそも「子供向け」と設定して書かれたわけではないのでしょう。

癒される場面もありますけどね。

ダヤンの世界を理解するために1巻は必読ですが、それ以降もぜひ読んで、

「わちふぃーるど」にどっぷりと浸かってください!

ダヤンと池田あきこさんのことをもっと知りたい

今回、主にこれらの情報をまとめて記事を作成しました。

猫のダヤン35周年 ダヤンと不思議な劇場

Webサイト

『ダヤン不思議の国へ わちふぃーるど大図鑑』

新しい本ではありませんが、ネット上の情報だけではわからない、ダヤンたちや

池田さんのことを詳しく知ることができます!

まとめ

大人気な「猫のダヤン」

ダヤンたちは「わちふぃーるど」という

不思議な世界で日常生活を送ったり、冒険したりしています。

「ダヤン」は1983年「池田あきこ」さんによって生み出されたキャラクター。

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ししやまらい

すごい!2023年で40年

池田さんは「革工芸作家」として創作活動をスタートさせました。

現在はダヤンの絵本や小説をかいたりと、作家としても活動しています。

ダヤンは原作というものはないですが、

小説シリーズでダヤンや仲間たちの活躍を知ることができます!

実はぼくは10年くらい前に山梨県にあるダヤンの美術館、

河口湖木ノ花美術館」に行ったことがあるのですが、すっかり忘れてしまいました……。

この記事を書いていて、また行きたくなりました!