中国から帰国した日のこと ホームシック留学の終わり

ししやまらい

日本に帰れるのは嬉しいけど、ちゃんと帰れるか不安でした……

今回は、約4か月の留学プログラムを終え、

中国から日本に帰る日のことを思い出して書きました。

ホームシック留学のおわり。

一人で寮を出てからの半日。

ぼくはこの留学のほとんどの期間、

ホームシックを患っていたので、

やっと家に帰れた時の安心感はほんとうに大きかったです。

寮を出る前に

ちなみに、中国の大学は約4か月が1学期です。

日本は世界では珍しく、4月が年度の始まりですが、

中国では9月が年度が始まり12月までが1学期間

冬休みがあり3月から6月が1学期間。

ぼくは9月から12月に留学していました

そして12月下旬に、日本に帰りました。

ししやまらい

さて、寮を出る前にしたこととは?

荷物を郵便で送る

学校で使ったテキストは、何冊もありけっこう重いのです。

あと、現地の本屋で買った本もありました。

スーツケースには入りきらないと思ったので、郵便で送ることにしました

郵便局は、学校のすぐ近くにありました。

それまで現地で利用したことはありませんでしたが、なんとか手続きを終えることができました。

なにをしたかというと、たしか重さを量ったり、

送るものの種類や(今回はテキスト、書籍)、

それらのだいたいの値段など聞かれたりしました。

驚いたのが、郵便局がなんか、倉庫みたいなところだったことです。

建物の一階部分が銀行で、郵便局は二階を使っていました。

ぼくは最初、銀行に入ってしまい

「郵便局は二階ですよ」と言われて二階へ行きました。

ちゃんとした支店ではなく、簡易的な場所なのでしょうか、

とりあえずの、横に長いカウンターはあるのですが、まわりは段ボールがそのまま置いていあります。

ししやまらい

まあ、ちゃんと送ることができて、数日後に家に無事に届いたのでオッケー!

スマホを解約する

寮ではWi-Fiが使えていたのですが、

それ以外ではモバイル通信を利用していました。

中国の通信サービス会社(docomoみたいな)と契約していたので、

帰国する際には解約をすることにしました。

こちらも、学校のすぐ近くに小さい店舗があったので、帰国する前日に手続きをしました。

契約の時はまあまあ時間はかかったかもしれないですが、

解約はすぐに終わった気がします。

中国のお店の人って、基本的に愛想がないんです。

まあ、他の国もそうだと思うのですが。

で、「外国の従業員ってこんな感じか~」と思っていたのですが、

このとき解約手続きを担当してくれた

おじさんが愛想よかったので、驚きました(笑)

スーパーの人とか、レジを通したものをポイポイ投げてたり、

お客さんが周りにいても、ヒマな時はスマホしてるお店の人が多いのです。

逆にびっくりしてしまいました。

退寮し、タクシーへ

郵便で送るもの以外で、特に大事なものは手持ちのリュックに入れ、

それ以外はスーツケースに詰め込みます。

寮のフロントで簡単に手続きを終え、いよいよ学校を離れます。

空港は近くではないので、タクシーを拾って空港まで行くことにしました。

ちなみに普段の生活、観光では地下鉄とバスをよく利用していました。

だから、中国でのタクシー利用は最初で最後でした!

大学を出て、歩道を少し歩いた先に、大きな道路があるので、

そこでタクシーを捕まえることにしました。

もちろん、スマホでタクシーを呼べるアプリもあったと思いますが、

スマホを解約して、Wi-Fiがないとネットに使えなくなり、

ポケットWi-Fiも持っていなかったので、アナログなやり方でタクシーに乗りました。

なかなかタクシーが停まらなかったときのために、空港に着く時間に余裕をもった計画を立てていました。

ちなみに、こういう計画は数日前から、

しっっっかり立てていました。

時間に間に合わず、飛行機に乗れず帰国日が

ずれる……なんてことにはなりたくなかったのです。

40分くらいタクシーが捕まらなくても大丈夫なように、早く寮を出ていましたが、

5分くらいですぐタクシーが停まってくれて、安心しました。ほっとしたその1。

既にひとり、他にお客さんが乗っていたのですが、相乗りオッケーでした。

そのお客さんが下りるまでの料金は、タダで乗せてもらっちゃいました。ラッキー。

そしてしばらくは運転手さんと二人きり。ぼくは助手席に座っていました。

左ハンドルなので、日本では運転席の位置でした。

4か月間、勉強した中国語で少し会話したのですが、

途中会話がよくわからなくなってきました。

正直、まだまだ勉強は足りないのだな、と思いました。

後半はほとんどしゃべらず、車内は音楽が流れていただけでした。

ししやまらい

ちょっと残念!

2時間弱かかり、無事に空港に到着!ほっとしたその2。

日本で長時間タクシーに乗ると、たぶん1万円以上はしてしまうのでしょうが、

今回たしか、日本円で3000円分くらいでした。

基本、中国内はスマホ決済なのですが、今回はスマホを解約していて、

お金はほとんど現金にしていたので、現金で払うことにしました。

そして、少しだけお金が足りないことに気づいたので、

その分をまけてもらいました。

ししやまらい

ありがたい……

空港へ。

余裕をもって寮を出たつもりでしたが、

軽い渋滞もちょこちょこあり、早めではなく、

ちょうどいい時間に空港に着きました。

飛行機は、中国から日本に直接ではなく、

韓国を経由して日本に着く予定です。

飛行機は2回乗ります。

まだ安心はできません。

ししやまらい

ちゃんと飛行機にのれるかな……

空港での記憶はあまりないので、

問題なくスムーズにいったのだと思います。

飛行機に乗るまでの時間はそんなに長くないので、空港で食事はしたりせず、手続きだけを進めていきました。

空港は広いので、迷ったら大変ですし……。

スマホは解約してしまい、ポケットWi-Fiも持っていないとなると、

飛行機が大幅に遅延するとかのとき、家に直接連絡できないんですよね。

そこが心配でした。

しかし、最初の飛行機へ入る時間が数十分おしただけで、次の韓国を出る飛行機に影響はなく、

無事に日本へ着くことができそうです。

韓国を出た飛行機では、隣に座った人も日本人ぽかったのが、安心しました。

しかし、飛行機の中で、少しずつ自分に異変を感じてきました。

お腹が空いているのに、機内食がのどを通りずらい……。

まずいという意味ではなく。

ししやまらい

あ、あれ……?

それに、なんか頭が痛いような……。

ししやまらい、ピンチ!?

タクシーで自宅へ

中国では普通のタクシーを使いましたが、

日本へ来て、空港から自宅へはどう行ったのか。

ぼくは、大きめの車で空港から自宅まで送迎してくれる、タクシー会社のサービスを利用しました。

これは事前に予約していました。

乗車の予定時刻より1時間近く遅れてしまいましたが、快く対応していただきました。

多分、いくつも便があり、遅いほうに乗ることができたのでしょう。

車が動き出しました。

このとき、ほとんど安心することができました。

ししやまらい

安心してちょっと涙

やっと帰宅

空港から自宅までのタクシーの中。

安心はできましたが、頭の痛さがさっきより強くなってきました。

そして、他の人がみんな途中で降りて、

お客は自分だけ。

空港を出発して2時間くらいでしょうか。

自分の知っている景色が見えてきました。

ししやまらい

ううう……涙

そしてついに、自宅へ着きました。

もう夜の12時頃だったので、家族は母だけ起きていた気がします。

日本を出たのが8月ごろ、帰ってきたのがクリスマスの時期。

タオルケットだけだった寝床に、ふわふわの新しい毛布が敷いてありました。

お風呂に入ろうかと思いましたが、

頭がガンガンしてます。

それにすごく疲れているのが自分でもわかりました。

どうしようもなく、そのまま毛布にくるまって、眠りにつきました。

ししやまらい

家に帰るまでが留学?

だとしたら、ぼくの留学経験はここで終わりです。

おわりに

寮を出てから日本で家に着くまで、

しっかり計画をたてました。

普段、日本ではそんなに細かいことは気にしませんよ。

でもこの時は神経質になっていたのか、

後半は具合が悪くなってしまいました。

でも留学中はほとんど健康だったんですよね~。

気が張っていたんでしょうか。

日本に近づき、安心する気持ちが強くなってきて、その張っていた糸がゆるんでしまったのですね。

そういえば、小さい頃に泊まりの旅行で具合が悪くなったことがあったな。

そして、この記事を書いているときどんな気持ちかというと、

留学は力がついた経験だったけど、

やっぱりぼくは日本がいい

です。

日本の経済とか今後どうなろうと、ぼくは日本にいるのではないでしょうか。

アニメグッズ集めたいですし。

日本にいる限り、だいたい何でもできそうな気がします。

大げさかな。

ししやまらい

ああ、夕飯のカレーライス美味しかったな